夢はまだまだ止まれないだろ

ここ最近、やけに渋谷すばるの脱退について思い出すことが多い。「思い出す」というのは過去の出来事に思いを馳せるということだ。渋谷すばるがいなくなって二回目のツアーが始まろうとしている。あんなにファンに衝撃を与えた脱退は過去になりつつある。時はすぐそこまでやってきているのかもしれない。

前を向くという行為に非常に恐怖を覚えるのは、今までの過去をなかったものにしてしまいそうだからだろう。八人から七人になり、七人から六人になった関ジャニ∞。全員で写っている引きの絵を見るとどうしても減ったな、と思わざるを得ない。ちっちゃいおっちゃんが抜けて平均身長が上がったのか何故か全体的にでかく見える。そういうところすらなんだか愛おしい。

勿論分かっている。前を向くことで今までの関ジャニ∞はなかったことなどならない。私の生きる希望になってくれたのは過去の関ジャニ∞だからだ。渋谷すばるの存在が私にとって大きすぎただけなのだ。だからこそ最近の「思い出す」という行為には我ながら絶句している。

まあなんだかんだ喚いてもオタクのワガママなのはわかってるし。他のポストにも書いたと思うが、母に置いていかれる子供のような気持ちになり寂しかっただけなのだ。それが「活動します」と出てきてくれたから吹っ切れたというのも強い。関ジャニ∞渋谷すばるは別の生き物になり歌を歌う。ただそれだけである。私は欲深いオタクだからまだ関ジャニ∞と叶えていない夢が無限のようにあるのだ。台湾だけじゃなくて色んな異国の地でライブをするところも見たいし、まだまだ主演のドラマ映画舞台も見たい。新曲を歌う歌番組。冬のツアー。私たちの旅はこんなところで終われないのだ。

 

彼もファンクラブを開設し、ソロ活動の発表があった。関ジャニ∞もレギュラーや個人のしごとをこなしつつツアーの準備に大忙しだろう。皆、前を向いている。私も悲しくてつらい記憶になんとか折り合いをつけ、背を向けて歩き出している。毎日涙が止まらなかった。大人になってあんなに大きな声で泣いたのは初めてだった。なんとか起きて毎日家を出た。しばらく目は2mmしか開いていなかった。でも、こんなに泣かされてるのにやっぱり渋谷すばるの、そして関ジャニ∞のファンで良かったと思った。この人の歌を聴くために私は生まれてきたんだと、そうずっと信じてる。だからこそ私は前をむくよ、渋谷すばる。その選択は世界で一番かっこいい選択だった。名前の前につく「元関ジャニ」が早く取れますように。頑張れ渋谷すばる、頑張れ関ジャニ∞!君たちがいくらしつこいと思っても私はテレビの前で、はたまた用意された席で応援を続ける。結局ただそれだけなのだ。